当社(本社:東京都千代田区、社長:天坊 昭彦)は、松の樹木の病気“松枯れ病”を蔓延させるマツノマダラカミキリを死滅させる微生物ボーベリア・バシアーナ菌を用いた微生物害虫防除剤「バイオリサ・マダラ」を4月21日から発売します。
景勝地などの松林に甚大な被害をもたらす松枯れ病は、マツノザイセンチュウという線虫が引き起こす病気です。この線虫は樹間移動ができず、マツノマダラカミキリに入り込み、これを媒体にして樹間移動します。マツノマダラカミキリを防除することが“松枯れ病”の被害拡大を防ぐ有効な手段です。
現在、マツノマダラカミキリを防除するために、伐倒した樹木にくん蒸処理をしていますが、処理には、樹木をシートで密封する必要があり作業性が悪く、また、強い刺激臭もあります。そのため、住宅の近接地や観光地など人が多く集まる場所での処理がしづらい状況にありました。
このたび発売する『バイオリサ・マダラ』は、マツノマダラカミキリに寄生して死滅させるカビの一種、ボーベリア・バシアーナ菌を有効成分とする微生物殺虫剤です。本剤と接触し、ボーベリア・バシアーナ菌に感染したマツノマダラカミキリは、感染後2週間以内に死滅します。
人畜には無害で、農薬拡散や臭気が無いため、観光地や住宅の近接地、ゴルフ場など人がたくさん集まる場所でも安心して使用することが可能です。使用方法は簡便で、伐倒した松に『バイオリサ・マダラ』を取り付け、雨よけにシートで覆うだけの施用です。また『バイオリサ・マダラ』は自然分解するので、回収する必要はありません。
当社はこれまで自然界に存在する微生物の力を活用して、農作物の病害を防除する微生物殺菌剤を開発し、販売してまいりました。今後は害虫を防除する微生物殺虫剤の分野にも力点をおき、生態系に害を及ぼすことなく農作物の健全な育成と収穫に貢献してまいります。

商品概要
バイオリサ・マダラ使用例
(1)農林水産省登録
登録番号 第21905号
登録日 2007年2月21日
(2)製造・発売元
出光興産株式会社
(3)荷姿
幅2.5cm×長さ50cmのシート100本入り
(4)希望小売価格
35,000円
