本日、東京會舘にて開催しました「2008年度入社式」における当社社長 天坊 昭彦による新入社員へのメッセージは以下のとおりです。
新入社員の皆さん、出光に入社おめでとう。皆さんの入社を心から歓迎します。こうして大勢の若い皆さんを見ていると、大変頼もしく熱気を感じます。
出光は今年創業97年目を迎えます。創業者出光佐三は、「事業をするにはお金は大切だが、お金が事業をする訳ではない。事業は人が中心である。人を大切にし、事業を通して一人ひとりが世の中で信頼され、尊敬される人間に成長して行けば、会社も社会で信頼されるようになり、世の中に貢献できる。」と考えました。この考え方が出光の経営理念の原点になっています。私たちが大切にし、受け継いでいくべきことは、この「人間尊重」という考えを、事業を通じて実践し、社会で期待され信頼される企業となることです。そして事業面だけではなく、企業としての志の高さ、品格を高めるべく、社員一人ひとりが高い倫理観を持って行動するというような定性的な面も大切にして、社会で信頼され尊重される会社にしたいと思っています。皆さんも一緒に努力して下さい。
今年度は第2次連結中期経営計画の最終年度であり、第3次連結中期経営計画(09〜11年度)を策定する年です。2015年頃迄に企業価値を倍増することを目標として第3次連結中期経営計画を考えようとしています。私の2015年頃のイメージとして、
- 基盤事業については、国内では過当競争を克服し、再生産ができる程度の収益を確保。海外では、カタールの石油・石化事業に加えて、ベトナムでの精製事業が利益を上げ始めている。
- 資源事業は石油、石炭に加え、ウラン事業が大きく収益事業として貢献している。
- 高付加価値事業は、石油化学系の先端技術開発によって有機EL事業、照明事業、電材事業等が本格化している。
- 機能化学品、機能性樹脂群の新規事業が促進され軌道に乗っている。
- アグリバイオ事業は商材販売の域を越え、農業、緑化事業として事業基盤を確立している。
- 新エネルギーとして、燃料電池、風力発電、太陽光発電などが事業化され、固体電解質のリチウム電池が商業化されている。
というようなことを実現したいと考えています。大きな枠組みで言えば、エネルギー、高機能材料、農業、この3分野で事業を展開していけるようにしたい。皆さんには、こうした事業を支える中核になっていただきたいと思っています。
今日から社会人として出発するにあたって、何か信念を持って行動し、それをずっと続けて欲しい。そうすることによって、はじめて他人から信頼されるようになるのだと私は思います。これから社会人として長い人生を過ごして行く上で、人の信頼を得るということが一番大切なことであり、また、自分を信頼してくれる人が最大の財産になると思います。是非、皆さんにも努力していただきたいとお願いしまして私の挨拶とします。
<参考>2008年度新入社員数
(単位:名)
| 大学 | 短大・高専 | 高校 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|
| 事務系 | 29 | 0 | 0 | 29 |
| 技術系 | 90 | 39 | 52 | 181 |
| 計 | 119 | 39 | 52 | 210 |
