一昨年9月の十勝沖地震時のスロッシングにより浮屋根が沈み込むなど被害の大きかった10万トン原油タンク2基は、昨年の10月より浮屋根を二重構造屋根(ダブルデッキ)にするなどの改造工事をすすめておりましたが、7月末1基目の#100654タンクの運用開始に続いて、8月22日2基目の#100651タンクの改造工事が完了しましたのでお知らせ致します。
この結果、当面の目標であった製油所フル操業ができる体制が整いました。今後とも安全最優先に徹し、石油製品の安定供給に努めてまいります。
1.#100651タンクの概要
油種:原油 径×高さ:78.2m×24.5m
2.タンク改造工事内容
| (1) | 浮屋根を二重構造屋根(ダブルデッキ)にし、浮力と強度を高めて沈みにくい構造としました。 |
| (2) | タンク上部測定小屋の撤去およびローリングラダーを鋼製からアルミ製に変更し、スロッシングに伴う金属摩擦や金属衝突による火花の発生を防止しました。 |
| (3) | ルーフドレンに緊急遮断弁を設置しタンクからの油流出を防止しました。 |
3.工事期間
昨年10月から被災した浮屋根の撤去工事を開始、その後二重構造屋根(ダブルデッキ)などの改造に着工し、溶接部検査や水張検査を経て、8月22日に苫小牧市消防本部による完成検査を道危機対策室立会いのもと受検し合格しました。
4.工事費
3億1千万円 (撤去工事:1千万円 改造工事:3億円)
5.工事施工者
トーヨーカネツ(株)
6.オイルイン予定
8月30日
7.今後の予定
被災したタンク43基のうち、8月23日現在29基が復旧し運用しております。
尚、被災した全てのタンクの復旧は来年3月末の見込みです。
