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イランのイスファハンで開催されたOPEC定例総会は、現行生産枠日量27,000千バレルを500千バレル直ちに増枠し、生産枠を27,500千BDとした。また、原油価格が現在のレベルより高くなるようなことがあれば、さらに500千BDの増枠を行うことを決議し、終了した。加えて、OPECバスケット価格構成油種を11油種と7油種の2つに設定し、次回総会でどちらを選択するか決定することで意見が一致したが、プライスバンドの価格帯については、決議されなかった。

生産枠については、一部の加盟国から、生産枠拡大はOPECの生産枠超過量分の追認にしかならないため、生産枠据え置きとする意見があったものの、今後世界需要が急激に増加することや、米国やその他消費国が、原油価格の高騰が経済成長に与える影響を憂慮していることに配慮し、増枠を決定したと思われる。

プライスバンドについては、各国の思惑や消費国の反発等を勘案し、今総会ではバスケット価格対象油種の幅を広げるに留まった。価格レンジについては特に触れず、問題を先送りする方が得策だと考え、決議されなかったと思われる。

中国、米国等の需要増大に対し、OPECの供給余力が大きく増加することが見込めない中、ファンダメンタルズは依然として強い。そのため、価格を上昇させるようなニュースに敏感に反応しやすい状況が今後も継続し、WTI原油で60$/バレルを上回る場面も考えられる。

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