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ウィーンで開催されたOPEC臨時総会は、現行生産枠、日量27,000千バレルの据置きを決議し、現在の生産枠の遵守を呼びかけて終了した。OPECプライスバンドの見直しについては、現在適用されている22−28$/バレルの価格帯を一時的に停止することを決定した。

生産枠については、需要が減退する第二・四半期に供給過剰となり、価格が下落する懸念はあるものの、原油価格は昨年末から上昇傾向にあり、高いレベルで推移していることから、現時点で生産枠削減の必要はないと判断したものと思われる。

プライスバンドについては、過去1年以上、バスケット価格が、現行価格帯を大幅に上回っており、現在のプライスバンドが「非現実的」であると判断されたため、一時停止となった。3月16日にイランのイスファハンで開催される次回定例総会では、現在の価格帯レベルから大幅に引き上げた価格帯が検討されることになると思われる。

原油価格は、OPECの供給余力が少ないこと、需要の増大、イラク、ナイジェリアなどの地政学的リスク等が、今後とも大幅に改善される見込みはなく、原油価格は大きく下落せずに、現状レベルでの価格推移が継続すると思われる。
短期的には米国の原油や製品在庫の増減と気温要因に大きく左右される市場が継続する中、一旦、原油先物市場から引き上げた投機資金が、再度戻ってきている感もあり、製品価格の上昇が見られれば、原油価格はさらに上昇し、WTI原油で50$/バレルを上回る場面も考えられる。

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