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このたび弊社(本社:東京都千代田区、社長:天坊 昭彦)は、光学・電子用として、世界最高レベルの耐熱性を持つポリカーボネート樹脂を開発しましたのでお知らせいたします。今後サンプル供給による用途開拓を行ない、光学・電子向け特殊樹脂事業で5年後に50億円の売上げを目指します。

※おことわり
2007年以降、サンプル対応は行っておりません。

1.背景

弊社電子材料室では、有機EL材料、透明電極材料(商品名:IZO)といったフラットパネルディスプレイ用材料のほかに、レーザープリンターやコピー機などの主要部材である感光体ドラムに使用される特殊ポリカーボネート樹脂を販売しています。今回、高機能特殊ポリカーボネート樹脂事業について、これまで蓄積した技術を応用し、今後成長が期待される光学・電子分野にも展開を開始することで、事業規模の拡大と、ディスプレイ材料販売とのシナジー効果によるソリューション提供力の向上を図ります。

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2.開発の概要

超耐熱ポリカーボネート樹脂 「タフゼットHRグレード」
  透明な熱可塑性樹脂として世界最高レベルの250℃以上の耐熱性を有します。
  電子用途でのハンダ工程にも対応可能です。
  耐熱温度は、ガラス転移温度150〜270℃の範囲でカスタム設計が可能です。

(表1)各種透明樹脂との耐熱性の比較

樹脂 ガラス転移温度※
タフゼットHR−27 267℃
ポリエーテルスルホン 223℃
ポリシクロオレフィン 167℃
汎用ポリカーボネート 145℃
ポリエチレンテレフタレート(PET) 78℃

※樹脂材料の耐熱性を表わす指標

フィルム等への成形が可能なほか、各種溶剤への溶解性が良いので、耐熱塗料や耐熱インキの基材としても利用できます。また、他の有機材料やフィラー添加などにより、新たな機能付与も可能です。

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3.今後の予定

今回開発した樹脂のサンプル供給を本年12月より開始し、ディスプレイ関連、LED等の半導体関連、光学レンズ、回路基板等の光学・電子分野への事業展開を図ります。更に、すでに事業化している有機EL材料や透明電極材料(IZO)とのシナジー効果により、顧客へのソリューション提供力の向上を図ります。

今後、光学・電子向け特殊樹脂事業を拡大し、5年後に50億円の売上げを目指します。

なお、今回開発した技術については、10月20〜22日にパシフィコ横浜で開催される展示会「FPD International 2004」に出展いたします。

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お問い合わせ先

出光興産(株)総務部広報課(加来・西羅)
TEL 03-3213-3115


出光興産(株)電子材料室 電子材料課(諸冨)
TEL 03-3213-3245


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【ご参考】

1. 感光体ドラムについて
  レーザープリンターやコピー機の印刷原理をつかさどる主要部材。通常、アルミ管の表面に電荷を発生させ、輸送する薄層が形成されて作られます。特殊ポリカーボネート樹脂「タフゼット」はこの薄層を形成するための構成材料のひとつです。
   
2. ガラス転移温度について
  一般に樹脂材料(高分子)は、温度によって分子の集合状態が変化します。ガラスのように硬い状態からゴムのように柔軟な状態に変化する温度をガラス転移温度(Tg)と呼びます。ガラス転移温度(Tg)は、樹脂材料の耐熱性を表わす指標のひとつであり、物質毎に固有の性質です。例えば、飲料ボトル等に使われるPETのTgは70℃、食品トレー等に使われるポリスチレンのTgは82℃、音楽CD等に使われる一般のポリカーボネートのTgは145℃です。

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【電子材料室について】

(1) 設立:2002年4月
(2) 事業内容
  ・ディスプレイ関連材料(有機EL材料、透明電極材料等)
  ・光学機能材料(感光体樹脂等の電子写真関連材料)
(3) 場所
  営業・企画 本社内(丸の内)
  開発 電子材料開発センター(千葉県袖ケ浦市)

サイト情報

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