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ウィーンで開催されたOPEC定例総会は、現行の生産枠、日量26,000千バレルを日量1,000千バレル増枠し、11月1日より日量27,000千バレルとすることを決議し、終了した。また、OPECバスケット価格の見直しについては、本総会では決議されなかった。

増枠については、OPECはすでに現行生産枠を日量1,500千バレル程度上回って生産しており、実際の生産量に沿った形で生産枠を引上げたとみられる。また、OPECが価格引き下げに努力していることをアピールする意図も働いたと推察される。

OPECバスケット価格帯の見直しについては、各国の意見が分かれるため、今後、さらなる議論が必要と判断され、本総会では決議されず、12月10日にカイロで開催される次回臨時総会まで持ち越しとなった。

今後の原油価格は、増大する需要に対しOPECの生産余力が低下していること、イラク、ロシア、ベネズエラ等の地政学的なリスクが増大していることから、将来の供給逼迫懸念が継続し、当面は大幅に下落することはなく、現状の価格レベル(OPECバスケット価格で38ドル/バレル前後)で推移する可能性が高いと考える。

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