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このたび(財)石油産業活性化センター(PEC)(本部:東京都港区、理事長:高萩光紀)・新燃袖ヶ浦第1研究室は出光興産(株)(本社:東京都千代田区、社長:天坊昭彦)の協力により、固体高分子形燃料電池向けに灯油から水素を製造する改質触媒の寿命を実時間・連続評価の結果、3万時間以上であることを世界で初めて確認しました。本改質触媒は約4年前(平成12年8月)に連続寿命評価を開始していますが、現状、劣化は見られず長時間の連続評価試験を継続中で、これだけ長時間の寿命を確認した例は他にはありません。

最終的な目標寿命は4万時間(10年間相当)としていますが、本成果はこれに近づくことを示すものであり、灯油型燃料電池システムの開発に大きく貢献するものです。今後、4万時間達成に向け、さらに連続評価を継続していきます。

灯油は都市ガス、LPガス等と比較し炭素数が多いため、灯油から水素を製造するための脱硫及び改質には高度な技術が必要とされてきました。しかしながら、灯油は揮発性の低い液体燃料のため取り扱いが容易で、かつ供給インフラが整備されており、燃料の多様化の観点からも(財)石油産業活性化センター、出光興産(株)等では灯油からの水素製造技術の開発に注力しています。

なお、本開発は平成12年度より経済産業省の委託を受け、(財)石油産業活性化センターが実施する「新燃料油環境調和型利用研究開発」事業の成果です。

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1.開発した灯油改質触媒の概要

(1) 触媒の名称  ISR−7G(ルテニウム系触媒)
(2) 改質方式   「水蒸気改質法」
 
灯油などの炭化水素を高温の水蒸気と反応させ、水素を取り出す技術。
 
部分酸化法などの他方式に比べ、高濃度の水素が得られるなどの特徴がある。
(3) 本触媒の評価結果
 
出光興産(株)中央研究所内の「新燃袖ヶ浦第1研究室」実験施設で硫黄濃度0.02ppm以下に脱硫した市販灯油(JIS一号灯油)を連続3万時間以上にわたって100%改質でき、かつ触媒性能の劣化が認められないことを世界で初めて確認した。
 
これまでのデータから本改質触媒はさらに長寿命であり、目標である4万時間(10年間相当)以上の寿命があることが期待できる。

寿命評価装置 新燃袖ヶ浦第一研究室
[出光興産中央研究所内]

灯油用改質触媒 ISR-7G

(別紙)(別ウィンドウで開きます)水素製造(改質)について(PDF:19KB)

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お問い合わせ先

財団法人石油産業活性化センター 総務部(田中)
電話 03-5402-8500


出光興産(株) 総務部 広報課(西羅・飯沼)
電話 03-3213-3115

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