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低濃度大風量のVOCガス回収率95%以上、排水処理設備不要

このたび弊社のエンジニアリング部門である出光エンジニアリング株式会社(社長:佐藤 昭雄)は、低濃度大風量のVOC(揮発性有機化合物)を回収する装置“IDESORB−Y”を開発し、本年10月より本格販売しますので、お知らせいたします。

VOCガスの回収については、『大気汚染防止法』(平成9年4月改正)によって規制されておりますが、最近では『PRTR制度』(平成13年4月から経済産業省と環境省が共同で推進)や各自治体(東京都、埼玉県、愛知県)による条例が規定されるなど、各方面から環境対応への要請が高まっています。

これまで出光は、自社の石油精製で培った技術を生かして、高濃度のガソリンやベンゼン、一般溶剤等のVOCを回収する装置を開発・販売し、お客様からの評価・実績を積み重ねてまいりました。今回の新商品は、この環境対応分野での事業を拡大すべく、最近需要家からの問い合わせが特に多い低濃度大風量向けのVOC回収装置として開発したものです。今後は、本装置により大気汚染防止に寄与していきたいと思っております。

1.装置の概要

(1) 回収方式 温度スイング吸着法
(TSA法:Temperature Swing Adsorption の略)
(2) 対象物質
(VOC)
トルエン・キシレン・メタノール・MEK(メチルエチルケトン)・酢酸エチル等
注:VOC…Volatile Organic Compounds の略
(3) 設備 吸着塔・加熱器・凝縮器・ブロア他(大きさ 幅8m、奥行き5m、高さ3m)
(4) 適用対象 化学工場・塗装工場・印刷工場
(5) 特長
  1. 吸着剤に不燃性であるシリカゲルを使用しており、火災の危険がなく、安全です。
  2. 現在市場に出ているタイプは、活性炭を使用し、蒸気にて脱着を行うため、大量の排水が発生し、その処理費用がかかりました。
    一方、本技術は、脱着に温風を使用することにより、排水が発生せず、処理設備が不要です。
  3. 回収率は、95%以上と高レベルです。
    入口1,000ppmの場合、出口50ppm以下まで回収可能
  4. 自動運転で、ランニングコストも廉価で経済的な設備です。
  5. 装置全体がコンパクトであり、狭いエリアでも設置可能です。
  6. 特許を申請中です。

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2.販売目標・販売開始月

(1) 国内の規制動向、あるいは自主管理によってVOC排出を抑制するユーザーに対し、販売活動を展開し、年間売上10億円を目指す。
(2) 販売開始月 平成15年10月

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3.出光エンジニアリング(株)の概要

(1) 所在地  千葉市中央区新田町37-24 出光千葉中央ビル
(2) 設立 昭和58年10月
(3) 社長 佐藤 昭雄
(4) 資本金 2億円(出光興産(株)100%出資)
(5) 従業員 213名
(6) 平成15年3月期決算 売上高645億円
(7) 事業内容
  1. ソリューション技術・商品の提供…各種化学工業用、環境保全用その他各種機械設備及び装置の診断、設計、監理、建設、補修、売買
  2. 製油所・石油化学工場における設備の設計・建設・保全業務
  3. 石油備蓄設備に関する設備の設計・建設・保全業務
  4. 技術開発及び試験、研究業務

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お問い合わせ先

出光興産(株)総務部広報課(西羅・足立)
電話03-3213-3115


出光エンジニアリング(株)事業部
営業二課環境グループ(深澤・岡西)
電話03-3626-2556


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