この度、当社(社長;天坊 昭彦)は、独自の色変換(Color Changing Media、以下「CCM」)技術と高性能白色発光を利用した3万時間の寿命を持つフルカラー有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)ディスプレイ技術の開発に成功致しましたのでお知らせします。
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開発の背景
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有機ELディスプレイは自発光であり、視認性の良さ、画像品質の高さ等の特長から、次世代ディスプレイとして大きく期待されております。しかしながら、従来のフルカラー化技術「三色塗り分け方式」には細かい画素を作り分けることが難しく、フルカラーディスプレイの画素を構成する赤、緑、青の寿命特性の違いによる色ずれの問題等があり実用化が遅れておりました。
一方当社では従来のカラー方式が持つ問題を解決する技術として、青色単色の有機EL発光にパターン化されたCCM層(有機蛍光材料層)を組み合わせて簡単にフルカラーディスプレイを実現できる「CCM方式」の開発を進めてまいりました。 |
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今回の開発内容
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この度、「CCM方式」に用いる有機EL発光に、従来の青色に換えて、更に寿命が長く「CCM方式」に適した白色を採用したことにより、初期輝度100nitからの半減寿命で3万時間(直流連続駆動時)という長寿命を達成しました。これにより、携帯電話、カーオーディオ等の幅広い用途でフルカラー有機ELディスプレイの実用化が可能となります。 |
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今後の方針
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当社では、今後も「CCM方式」の更なる改良・開発を推進し(大日本印刷株式会社と色変換技術に関する共同開発を実施中)、本技術の早期実用化を図るとともに、「CCM方式」に適した白色有機EL材料についても販売を行う予定です。 |
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なお、今回開発した技術については、10月30日から11月1日にパシフィコ横浜で開催される「LCD/PDPインターナショナル2002」に出展致します。
以上
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参考資料
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有機ELディスプレイについて
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有機ELディスプレイは、自発光であり、視野角が広い、コントラストが高い、また応答速度が速いといった特長を持つため、次世代への表示デバイスとして有力視されており、多くの企業が、携帯電話、車載用ディスプレイ或いはPDAなどのモバイル機器への早期製品化へ向けて開発競争を展開しています。 |
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| 2. |
有機ELディスプレイへの取組み経緯
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有機ELの研究は1985年に開始 |
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実用レベルの青色発光材料を開発 |
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「色変換方式」を用いて1997年に5インチ(7月)、更に10インチパッシブフルカラーディスプレイ(10月)を発表した。いずれも世界初。 |
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低電圧赤色材料開発 |
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長寿命白色材料開発 |
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色変換(Color Changing Media)方式について
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青色発光を色変換層を用いて緑色光、赤色光に変換することによりフルカラーディスプレイに必要な赤、緑、青の三原色を得る方法であり、以下のような特長を持つ。 |
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カラーフィルターの製造に使われるホトリソグラフィ技術を用いて簡単に画素のパターニングができるため、金属マスク蒸着による高精度の塗り分け技術が必要な従来の三色塗り分け方式と比較して画素の高精細化が容易であり、大面積基板対応が可能である。 |
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有機EL発光層が一種類であるため、有機成膜プロセスが簡略化でき、トータルの製造歩留りを向上できる。 |
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有機EL発光部が一色であるため、赤、緑、青の副画素の素子の動作、寿命特性が異なる三色塗り分け方式と比較して、長時間動作時の色ずれが少なく、駆動技術が簡略化できる。 |
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三色塗り分け方式、白色発光+カラーフィルター方式と比較して色再現範囲が広い。 |
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