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 この度、TDK株式会社(社長:澤部 肇殿、以下「TDK」)と出光興産株式会社(社長:天坊 昭彦、以下「出光」)は、有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)ディスプレイに関するクロスライセンス契約を締結致しましたのでお知らせします。
 有機ELディスプレイは自発光であり、視認性の良さ、高速応答性、画像品質の高さ等の多くの特長から、次世代ディスプレイとして大きく期待されております。今回のクロスライセンス契約の締結は、ディスプレイメーカーであるTDKと材料メーカーである出光という補完関係にある2社の技術提携を強化するものであり、今後、両社にて有機ELディスプレイ関連事業の拡大を目指します。

 クロスライセンス契約の概要は以下の通りです。

  ア. TDKは、TDKが保有する有機EL材料に関する特許を出光にライセンスする。
イ. 出光は、出光が保有する有機ELデバイス、その他有機ELディスプレイに関する特許をTDKにライセンスする。

 両社はそれぞれ有機ELディスプレイに関する優れた技術を有し、多くの特許を保有しております。今回のクロスライセンス契約によって、両社はそれぞれディスプレイ事業、材料販売事業を更に大きく展開できるものと考えております。具体的には、TDKは出光よりライセンスを受けた特許を活用し、カーオーディオ等への応用に向けた有機ELディスプレイの生産、販売を推進致します。また、出光はTDKよりライセンスを受けた材料特許に基づき、有機EL材料の品揃えを強化し事業拡大を図ります。

 また、TDKと出光は、これまで白色発光有機EL材料および青色発光有機EL材料を中心に、高効率、長寿命の材料開発に共同で取組んできており、既に実用性有望な有機EL材料を数種類見出しております。今後ともこの取組みは継続してまいります。

 今後、両社はそれぞれ得意分野の技術開発を強力に推進・継続し、有機ELディスプレイの普及に貢献してまいります。

以上

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本件に関するお問い合わせ先

TDK(株) 広報部  
TEL 03−5201−7102 (担当:小池)  
FAX 03−5201−7114


出光興産(株)総務部広報課  
TEL 03−3213−3115 (担当:大平)  
FAX 03−3213−9354

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参考資料

1. 有機ELディスプレイについて
  有機ELディスプレイは、自発光であり、視野角が広い、コントラストが高い、また応答速度が速いといった特長を持つため、次世代への表示デバイスとして有力視されており、多くの企業が、携帯電話、車載用ディスプレイ或いはPDAなどのモバイル機器への搭載へ向けて開発競争を展開しています。
2. TDKによる有機ELディスプレイへの取組み経緯
有機ELの研究は1991年に開始。
TFT駆動カラー有機ELディスプレイを1995年TDKテクノフォーラム(技術展)に出展(世界初*)
 

*1995年当時、TDK調査による

実用化レベルの白色素子を開発。
白色+カラーフィルター技術開発。
ディスプレイ部を2001年に発足。
長寿命白色青色用材料を開発。
3. 出光による有機ELディスプレイへの取組み経緯
有機ELの研究は1985年に開始
実用レベルの青色発光材料を開発
出光は材料メーカーであるが、有機ELの可能性を実証するため、パッシブディスプレイパネルとして97年 (平成9年)に5インチ、更に10インチフルカラーを発表した。いずれも世界初*。
 

*1997年当時、出光調査による

低電圧赤色材料開発
長寿命白色材料開発

補足:TFT駆動とは発光する素子ひとつひとつをTFT(薄膜トランジスタ)というトランジスタを用いて駆動させる方式。 パッシブディスプレイとは素子ひとつひとつではなく、パネル(ディスプレイ)全体を構成する素子をラインごとに駆動させる方式。

4. 両社の概要

TDK株式会社

(1)設立 昭和10年12月7日
(2)所在地 東京都中央区日本橋1−13−1
(3)社長 澤部 肇殿
(4)資本金 326億円(2002年3月末)
(5)従業員 7,168人 (2002年3月末)

出光興産株式会社

(1)設立 昭和15年3月30日
(2)所在地 東京都千代田区丸の内3−1−1
(3)社長 天坊 昭彦
(4)資本金 388億円(2002年3月末)
(5)従業員 3,430名 (2002年3月末)

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