この度弊社は、(財)石油産業活性化センターの委託により、高輝度・高効率の赤色発光が得られる、フルカラー有機ELディスプレイ用の赤色発光材料の開発に成功しました。開発した赤色発光材料は、新しい縮合芳香族(しゅくごうほうこくぞく)系の構造で、発光効率が高いので従来の約1/2の省電力であり、また低い電圧で発光するので携帯電話など広い用途に応用できます。本赤色発光材料は、委託期間終了後の2002年4月より販売開始の予定です。
1. 開発の経緯
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有機EL材料への取組みについて |
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- 電気で自ら光る有機ELディスプレイは、表示が見やすい、薄い、応答が速いなどの特長を有し、次世代のディスプレイとして注目されています。
- 弊社は、分子設計や有機合成の技術をベースに、1985年より研究を開始。既に世界に先駆けて青色発光材料の開発に成功し、商品化しています。
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今回の赤色発光材料について |
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- フルカラー化のためには3原色の発光材料が必要ですが、特に赤色の場合、従来の材料では高い電圧が必要で、電池動作が難しいという問題がありました。
- 弊社は(財)石油産業活性化センターの委託テーマ「有機ELディスプレイ用高効率赤色発光材料の研究開発」により、本材料を開発しました。尚、委託期間は1999年10月〜2002年3月末の2年半です。
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2. 今回開発した材料の特徴
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発光効率が良い |
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- 今回開発の赤色材料は新しい縮合芳香族系の構造で、高い発光効率を実現しました。その結果、消費電力は従来の材料の約1/2となり、電池駆動の場合、電池寿命の向上を期待できます。
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| (2) |
低電圧で発光する |
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- 従来の赤色材料は、標準的な輝度である100nit(ニット)を実現するために、7〜8V以上の電圧が必要でしたが、本材料は4V程度の電圧で可能です。
- 電池動作ができるので、携帯電話など応用範囲の拡大を期待できます。
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3. 販売時期
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(財)石油産業活性化センターの委託期間終了後の、2002年4月より販売開始の予定です。 |
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4. 今後の予定
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有機EL素子のフルカラー化には複数の方式がありますが、弊社は材料メーカーとして、各種方式に対応する材料供給に努めていきます。 |
| (2) |
有機EL材料の販売で、5年後に50億円規模の売上げを目指します。 |
補足資料